【プロの選択】娘の裁縫箱のハサミからオルファへ:左利き作家が辿る道具と家族の物語
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| 青い持ち手の鋏→左利き用の裁ち鋏→オルファロータリーカッターです。 |
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道具は「歴史」ではなく「進化」。—そして「愛着」—
刺繍を仕事として続ける中で、道具に対する私の哲学は明確です。
それは、道具は「歴史を共にする相棒」であり、
「常に進化する仕事のパートナー」であるということ。
「長年愛用」の美しさも理解していますが、
プロの仕事においては、わずかでも生産性を高め、
身体への負荷を減らす「最適な道具」を、躊躇なく選ぶことが重要だと考えています。
実は、私自身が数年前から裁ち鋏を持つと左手首に痛みを感じるようになりました。
数十年の長年の頑張りの結果、もう無理はできないのだと痛感する日々です😭😭。
今回は、私がプロとして選んだ最新のオルファのロータリーカッターと、
今も大切に保管している右利き用ハサミにまつわる物語を通して、
左利きとしてのキャリアと、道具に込めた家族への想いをご紹介します。
1. 10年以上、右利き用のハサミを使い続けた理由
私の道具哲学の原点は、左利き用品がほとんどなかった時代に、
右利き用の道具を工夫して使う必要に迫られた、数十年の歴史にあります。
A. 悔しさから始まった「適応」の時代
左利き用の裁ち鋏を買うまでの数十年間、
私は右利き用のハサミを左手で使い続けていました。
中でも特に長く使ったのが、娘が小学校時代に使っていた裁縫箱のハサミです。
「もったいない」という気持ちから私が使い始め、
気づけばプロの道具として10年近くも愛用していました。
• プロの適応力: 昔は左利き用品が少なかったため、プロでありながらも、家庭用の右利き用ハサミを左手で使いこなす術を身につけました。
これは、当時の私が「プロとして長く仕事を続けるため」に乗り越える課題でした。
B. 道具に宿る「娘との時間」
その最初のハサミは、上の画像の中にある青い持ち手の鋏です。
私が外国で暮らす娘を思い出す、
大切なアイテムとして大切に保管しています。
• 哲学の転換: そのハサミは、単なる仕事道具ではなく、母親として娘の成長を見守った時間の証でもあります。私の手仕事の道具には、「プロとしての技術」だけでなく、
「家族への愛着」も詰まっているのです😊。
2. 50代の今、私が最高の道具へ「自己投資」する理由
数十年間の(右利き道具への)適応を経て、50代後半の今、
私は道具への考え方を大きくシフトしました。
これ以上、長年の適応で培った身体に負荷をかけないという決断です。
A. 疲労軽減と「左利き」の最適解
長時間、緻密な作業を行うプロにとって、
道具は「身体への負担をいかに軽減するか」が命です。
私自身、左手首の痛みを発症し、もう無理はできないのだと痛感する日々です😭。
• ロータリーカッターの導入: 最近導入したオルファのロータリーカッターは、裁ち鋏を使うよりも軽い力で切れ味を発揮するため、長時間の作業による手首の疲労を劇的に軽減してくれます。
• 譲れない選択: このロータリーカッターのように、刃が左右両用に対応できる道具を選ぶのは、もはや左利き刺繍作家として必須条件です。
これは、娘の裁縫箱のハサミを愛用した過去の自分への、
「これからは身体を大切にするよ」という最高の自己投資なのです👍。
B. 作品の質を向上させる「精度」
そして、道具の精度が、作品の最終的な完成度を左右します。
私も、過去には「いい加減な道具選びで失敗を重ねてきました😩」が、
プロとして今は精度を最優先します。
例えば、糸の本数に適した針よりも、針穴が大きい針を使用すると、
縫った後の針穴が目立ってしまい、仕上がりの美しさに影響が出るのです。
• 正確な計測: パッチワークの布合わせや刺繍の図案配置のために、とにかく自分が使いやすく、信頼できる定規や計測ツールを選びます。
3. YouTubeリスト公開に込めた「プロの使命」
私にとって道具は、長年の適応と、娘への愛着、
そして私の身体への敬意から選び抜かれた「最高の自己投資」です。
この自己投資の知見を、私は決して秘密にはしません。
A. 過去の自分へのアンサーとしてのリスト公開
かつて、左利きとして道具選びに苦労した私が、
今、プロの立場から「これが最適解だ」と示すこと。
これが、私のYouTube長尺動画の概要欄に、使用道具のリストを全て公開している理由です。
• リストの価値: 私の道具リストは、単なる商品紹介ではありません。
**「左利きでも、身体を痛めつけることなく、最高のクオリティを維持できる」**ことを
証明するために、過去の自分と、同じ苦労を持つ方々に向けて公開している、
プロとしての使命の証なのです。
B. 道具と共に歩むプロのキャリア
過去のハサミが私に、「愛着と適応力」を教えてくれたように、
最新のロータリーカッターは私に「長く仕事を続けるための効率と健康」を教えてくれます。
プロのキャリアとは、技術の向上だけでなく、道具に宿る物語を大切にし、
その知見を未来の作り手のために共有することでもあります。
4. まとめ:道具は「最高の自己投資」である
私にとって道具は、長年の適応と、娘への愛着、
そして身体への敬意から選び抜かれた「最高の自己投資」です。
プロのキャリアとは、技術の向上だけでなく、道具に宿る物語を大切にし、
その知見を未来の作り手のために共有することでもあるのです。
そして、最新の道具への切り替えとケアのおかげで、
私の腱鞘炎は今、だいぶ回復してきました🌿。
🌸 最後に:私の作品や制作活動にご興味がある方へ

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